GBP/USD、米CPIを控えポンド1.3260へ上昇
FXStreetによると、GBP/USDは水曜日のアジア早朝取引で約1.3260まで上昇しました。NY連銀のジョン・ウィリアムズ総裁のハト派的なシグナルが米ドルの重しとなりました。今回の動きにより、GBP/USDは水曜日に発表予定の米国9月インフレ指標である米CPIを前に、トレーダーが慎重な姿勢を見せる中で推移しています。
主なポイント
- ハト派的なFRBのシグナル: FXSスピーチトラッカーはウィリアムズ総裁の発言を10点満点中3.4と評価しました。過去の平均は5.8です。
- FRBの織り込み: CMEフェドウォッチによると、市場は10月27〜28日の会合で政策金利が据え置かれる確率を77.3%、12月に利上げが実施される確率を87.8%と織り込んでいます。
- ポンドの支え: 来月の英中銀(BOE)による0.25%の利上げは、ほぼ確実視されています。
何が起きたのか
ニューヨーク連銀総裁のウィリアムズ氏が火曜日に発言した後、米ドルは英ポンドに対して弱含みました。同氏は次のように述べています。「2026年にもう一度利上げが適切となる可能性があるという私の見方は変わっていない。」
さらに同氏は次のように付け加えました。「現時点で、さらに対応が必要になると考える理由は見当たらない。」FXSのFedセンチメント指数は3.09ポイント低下し133.86となりました。中立水準は100です。
背景
イングランド銀行のアンドリュー・ベイリー総裁は火曜日、イラン戦争に関連したエネルギー価格の急騰を背景に、英国企業はコストの抑制に注力していると述べました。同総裁はまた、エネルギーショックによる英国のインフレ圧力は総じて抑えられていると語りました。
INGは、政策の背景は引き続きポンドを概ね支えていると述べています。2027年7月までにBOEが100bp利上げするという市場の予想については、行き過ぎだと見ています。ただし同社のアナリストは、1〜2回の利上げの可能性が高まっているとも指摘しています。
市場への影響
- GBP/USD: 日足RSIは44です。上値抵抗は1.3375(ボリンジャーバンド上限)と1.3395(100日単純移動平均)にあります。下値支持は1.3150付近(ボリンジャーバンド下限)です。
- USD/JPY: USD/JPYは158.50付近でレンジ推移しています。為替介入への警戒が円を支えています。
- AUD/USD: AUD/USDは0.7000付近で底堅く推移しています。中国の入り混じったインフレ指標の影響はわずかでした。
- 金: 金は4,150ドル付近で揉み合っています。サウジアラビアとフーシ派の対立激化により原油価格が上昇し金の重しとなっていますが、米ドル安が下落を抑えています。
今後の注目点
- 米国9月CPI: 水曜日の発表は、トレーダーが米ドルのポジションを積み増す前に確認したい指標です。
- 10月27〜28日のFOMC: 次回のFRBの政策決定であり、現時点の市場の織り込みは据え置きを示しています。
- 10月28日の英国予算案: ING は、市場が財政面の懸念をほとんど織り込んでいないため、予算案をポンドのリスクとして挙げています。ジョン・ヒーリー財務相とアンディ・バーナム首相は、市場の敏感さに配慮しているようです。
結論
FXStreetによると、GBP/USDはウィリアムズ総裁のハト派的な口調が米ドルの重しとなったため上昇しました。INGの見解では、ポンドの政策背景は支えとなる一方、市場の織り込みは行き過ぎとされています。GBP/USDのトレーダーにとって、米CPIの発表と10月28日の英国予算案は、現在のポジションに影響する予定イベントです。
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出典: FXStreet
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